都内の有名大型サロンでアシスタントをスタート。
当時はカリスマ美容師ブームで毎日の激務であっという間に
体も心もボロボロになりました。かっこよくて尊敬する先輩がいて、美容師の仕事は好きなのに。
こんなに辛いのは自分が甘いのかなと思いながらそのサロンは3年で退社してしまいました。
その反動で次はアットホームな個人店に入社しました。
毎日楽しくサロンワークをしていたのですがそのサロンがお客様も
喫煙okのサロンだったため一日中副流煙を吸いながらのサロンワークに。ほんとに肺が痛くなり出社するのがとても辛くなりました。
2つのサロンを通してアシスタント時代で学んだのはどんなに好きでも環境がハードだと続けることはできなくなるということでした。
29歳の時タバコの煙から逃れたいだけの気持ちで、フリーランスになりヘナと出会いました。
ヘナを使い初めてびっくりしたのがお客様の髪がどんどん元気になること。たしかに最初、デザインの幅はパーマカラーをしないと狭まる気がしました。
ですが、繰り返しやっていくうちにパーマカラーをしないからこそ生まれるその人本来のツヤや生き生きした髪になるのを見て、本物の美容ってこういうことなんじゃないかと思ったんです。
そしてヘナはやればやっただけ綺麗になるので信頼がどんどん生まれて気づけば次回予約を押さえてまで来たいと言ってくださる顧客様だらけになっていました。
そして私自身の心も体もヘナを使うことで薬剤のストレスからはもちろん、本気で喜んでくださるお客様がいることや自分自身も胸を張っていい事していると言える自信、次回予約が埋まる安心感、それがお客様も自分もずっと続けられる美容であるということに確信が持てたのでした。
そこで自分がずっと20代で感じていた、「長く美容師を続けられる環境を作る」こと、それは「ヘナ」があれば叶うんだ、「お客様も長く続けられる美容なんだ」ということを身を持って知ることができたので2014年にヘナ専門店colorierを代官山にオープンいたしました。
コロリエを出して初めて入ってきたスタッフは重度のアトピーを克服した子でものすごく肌の弱いスタッフでした。
薬剤が一切触れないので低単価カット専門店とヘアセットをバイトで掛け持ちしながらやっていましたが、当時37歳でいつまでもこの働き方は難しいのは本人が一番わかっていました。
コロリエに入社し、ヘナでもう一度顧客様と向き合える喜びから今では店で一番の売り上げを立てています。
普通の美容室のハードルの高さ。
デザインうんぬんではなく、空間だったり、使う商材そのものが美容師をやり続けられなかった。こんな子達からの問い合わせが増えました。
手荒れで美容師を続けることが難しかった子や、癌を経験した後普通の美容室に戻れない子など入社しています。
美容を続けたい子たちだからこそ、続けられないかもしれなかった危機を乗り越えてヘナを通してもう一度お客様と関われること。
彼女達は美容を続けたい子たちだからこそヘナを通してもう一度お客様と関われることにとっても感謝と喜びを示してくれています。
現在自社メーカーのLicohennaを全国の美容室さんへ卸しています。
ヘナがただの染みないカラーリングという位置付けではなく、もっと美容師の可能性を広げられるメニューであることやサロンの単価アップやリピート率につながること、どういうお客様が求めているか、ヘナの品質の違いなど、ただ材料をお渡しするのではなくこういう知識がとても重要なのでサポート教育をさせていただいております。